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【70%が離婚する?】調べて分かった国際結婚の意外な実態
はじめに
最近街を歩いていると、欧米系の男性と日本人女性のカップルをよく目にします。
また、テレビをつければ、欧米人と日本人のハーフタレントがたくさん出ています。
国際化が進む中で、国際結婚も増えているんだろうなと思っていましたが、調べてみると、国際結婚について、意外な実態が分かりました。
国際結婚は減っている?
そもそも国際結婚は減っています。
厚生労働省の人口動態統計によると、婚姻全体の国際結婚の比率は、2006年に約6.1%を記録しましたが、2016年には約3.4%と激減しているのです。
日本国内のフィリピン国籍の若い女性が減少したことが背景にあると言われています。
グローバル化が進む中で、国際結婚が急増しているというイメージでしたが、実態は相当違いますね。
男性の方が圧倒的に多い
これも意外な話かもしれませんが、2012年の日本における夫外国人・妻日本人の婚姻件数は6459件、夫日本人・妻外国人の婚姻件数17198件と、夫日本人、妻外国人の婚姻件数が夫外国人・妻日本人の3倍近くあります。
パートナーの国籍はアジア系がほとんど
パートナーの国籍は、2012年で中国7166件、韓国、北朝鮮3004件、フィリピン3517件、タイ1089件で、アジア系が圧倒的に多く、アメリカは僅か179件に過ぎません。
そして、アメリカ国籍の人は全てが白人と限らず、アジア系アメリカ人も含まれている可能性があります。
外国人と結婚する人は女性より男性が多く、中国系をはじめとするアジア系が多いというのが実態です。
日本人の外国籍の人口で多いのが、中国人、韓国人であることから、自然と言えば、自然かもしれません。
欧米系の男性と日本人女性のカップルは数多くいますが、文化の違いなどから結婚に至らないケースが多いのでしょう。
日本人男性がアジア系の女性と結婚するのは日本の経済力が高いことの反映でもあります。
しかし、現在アジア諸国と日本の経済力の差は急激に縮小していて、追い抜かれつつある状況です。
将来的には、日本とアジア諸国の経済的地位が逆転すれば、日本人女性と中国人男性のようなカップルが大幅に増えていくのではないでしょうか?
国際結婚は離婚率が高い?
では、離婚率はどうなのでしょうか?
2012年の離婚件数を婚姻件数で割った数字は、次のようになっていました。
日本人と外国人・・・約69%(離婚件数16288件、婚姻件数23657件)
単純に、その年の離婚件数を婚姻件数で単純に割った数字ですので、その年に婚姻した人の離婚率を表しているわけではありませんが、70%近い数字は非常に多いと言わざるを得ません。
偽装結婚により離婚率が上がる傾向があるにせよ、文化、言語の壁というのは大きいのでしょう。
国際結婚という華やかなイメージとは別のシビアな実態が浮かび上がっていると言えます。
多くのカップルにおいて、「愛情があれば国籍は関係ない」ということは言えないのかもしれません。
国際結婚の実態まとめ
以上のデータから分かる国際結婚の意外な実態をまとめてみました。
- 国際結婚は減少している。
- 国際結婚は夫日本人、妻外国人のケースが圧倒的に多い。
- 国際結婚の相手となる外国人は、アジア系が圧倒的に多い。
- 国際結婚して離婚する割合は、日本人同士と比べると非常に高い。
国際結婚について、「欧米人の夫、日本人の女性」というステレオタイプのイメージは、捨て去る必要がありそうです。
珍しいから目立っているだけというのが実態ではないでしょうか?
また、バラ色のイメージで国際結婚を考えてはいけないことを示しています。
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